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指圧治療家がお伝えする 経絡治療・トリガーポイント療法

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湧泉の指圧

湧泉は泉が湧き出ると書くように、圧せば(押すという字は力で押すイメージがあるので、あえて圧すと書きます)疲れが取れてどんどん元気になる経穴として有名ですね。

ここではもう少し中医学的に考えてみましょう。

湧泉は腎経の経穴であり、腎の働きといえば、気・血・津液・精の中でも特に精と関わりが深く、腎に封蔵されている精を「腎精」と言います。
高齢になってきますと、少しずつ腎精が少なくなってくるのですが、症状の現れ方としては、

①心身が弱ってきて元気がなくなっているタイプと、②腎精の流れが詰まっているというか、精が上手く働けていないようなタイプがあると思います。

①のタイプは腎虚と言われ、腎虚でも腎陰虚と腎陽虚に分かれますが、我々が臨床上診る事が多いのは腎陰虚の方でしょう。

②のタイプですが、最近のお年寄りは元気ですよね。1日3食しっかり食べ、10時と15時にはおやつも食べ栄養満点(?)。それでいて交通機関が発達しているため運動不足になりやすく、そして現代社会に対して、または人間関係などでストレスも溜まっている。
私が子供の頃目にしていたお年寄りとはずいぶん印象が変わってきています。

ですので、①の腎陰虚という虚証がベースにありながらも、②の実証のような症状の出方もあると考えられます。

話しは少し変わりますが、湧泉はリフレクソロジーでの副腎の反射区と重なる部分もあります。

副腎は髄質と皮質がありますが、ともにストレスに対抗する働きがあります。
ストレスといっても①落ち込んでヤル気が出なくなっているタイプと、②イライラや怒りでカッカしてるタイプとに分かれます。

そこで湧泉の指圧法ですが、湧泉は五行穴では井穴に配当され、井穴にはその経絡を通す作用が強くありますので瀉法に用いるのに適していますが、
経絡でいう「腎経」、また内臓としての「副腎」がどのような状態かをきちんとイメージして指圧を施すといいですね。

高齢者だけでなく、中高年以上になってくると「冷えのぼせ」という症状も多く見られます。
湧泉は熱を降ろす作用もありますから、ストレス対策も含めて湧泉の指圧法をマスターしましょう。

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