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指圧治療家がお伝えする 経絡治療・トリガーポイント療法

経絡按摩・経絡指圧・トリガーポイント療法・中医学・AKA療法・講習会、セミナーについて、指圧塾 塾長のブログ

片側だけに症状が出る治療ポイント

慢性的なコリや痛みが、右半身にのみ症状が出る方がいらっしゃいます。
肩コリや腰痛、膝の痛みなどです。

立ち仕事をされていて、疲れてくる夕方には右半身に症状が強く現れます。

経絡治療では診断按摩により、右側の魂門に一番硬結圧痛反応がありましたので、肝経や同名経の心包経を重点に施術します。
また、疼痛部位に関与するトリガーポイント(TP)を狙って響きが起こるように持続圧を行います。

そして、症状は必ず右半身という事で、右半身全体の気の巡りを良くする目的で、右側の仙腸関節のAKAを行いました。

5つの基本手技の中で、後屈上方滑り法を行うと、腹鳴が起こり、胸が広がるような感じがして、呼吸が深く出来ると言われました。

仙腸関節の操作は、筋骨格系だけでなく、時にこのような反応も起こります。

この患者さんのケースでは、右半身の症状は、仙腸関節の歪みも大きく関与していると思われます。

次回以降の治療では、
仙腸関節のAKAを行なった時の、響き方や手技の前後での症状の変化を良く観察していきたいと思います。

セルフで出来る、骨盤体操の指導も大切ですね。


〜お知らせ〜

2017年6月から、指圧塾の日程が変更され、
木曜の夜と日曜の2つのコースで行います。

指圧塾では、
・指圧法の基礎
・経絡治療
・トリガーポイント療法
・AKA療法

などを学ぶ事が出来ます。
日程、カリキュラムは後日お知らせ致します。

杉本治療院
http://www.sugimoto-chiryouin.com



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土踏まずの痛み

80代の女性が、土踏まずの痛みを訴えて来院されました。

1ヶ月前に旅行でたくさん歩かれたそうで、帰宅翌日から違和感が出始め、徐々に痛みに変わっていったようです。

土踏まずの痛みに関与するトリガーポイント(TP)は、腓腹筋第1TPです。

健側と比べると圧痛反応が強く、押圧すると、疼痛部位である土踏まずに響きました。

殿筋群やハムストリング、足底の筋肉を良く緩めて、下肢全体の血流を良くしてから、腓腹筋第1TPをピンポイントで狙います。

伏臥位と側臥位で、土踏まずに響くように垂直に捉え、苦痛にならない程度の圧で、30秒位の持続圧を数回行いました。

経絡治療では、瘀血を取り去るために、太衝、三陰交、内関、間使の4つのツボに瀉法を行いました。

治療後は、歩行時の痛みは半減していましたので、あと2.3回の治療で緩解すると思います。


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上部胸椎の関節運動法

関節運動法とは、AKA(関節運動学的アプローチ)に中医学の理論を応用した整体法です。

一昨日の練習会では、上部胸椎の関節運動法の手技を行いました。

患者さんを側臥位にして、胸椎椎間関節に滑り法を行います。

棘突起間の詰まりと圧痛、筋肉の硬結圧痛反応を診て、椎間関節の機能異常を診断します。

治療対象となる関節に適切な手技を施すと、脊柱が真っ直ぐになるような、また何かの圧迫が解放されるような響きが起こり、関節の機能異常が改善されます。

ここで、背部兪穴との関係を見ていきますと、

肺経に弱りが現れると、肺兪の位置する第3/第4胸椎椎間関節に、

心包経に弱りが現れると、厥陰兪の位置する第4/第5胸椎椎間関節に、

というふうに、12の臓腑に対応する椎間関節に機能異常が起こります。

咳や鼻水が出る、呼吸が浅いなどの肺経の弱りがあれば、第3/第4胸椎椎間関節に滑り法を行うと、肺経の気の流れが良くなり症状が改善します。

全身を流れる経絡の走行は、それぞれが各関節と関係性を持っています。
指圧療法に関節運動法を組み合わせることにより治療の幅が広がります。


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肘頭骨折の後遺症

肘頭骨折の後遺症を診させて頂きました。
体操をやっている中学生(女子)です。

左肘の肘頭骨折をされ、ギプス固定後に完全伸展が出来ないのと、伸展位で力をかけると肘に痛みがあるため、
倒立をした時には、左肘が伸展位を保てず、力が抜けて屈曲してしまうそうです。

骨折時、上腕三頭筋に強い牽引力がかかっており、またギプス固定期間もあるため、上腕三頭筋にトリガーポイント(TP)が形成されていると考えられます。

TPは筋肉の短縮時に痛みを出すという特徴がありますので、倒立などの肘関節伸展位ではTPが活性化されて痛みを出します。
疼痛部位は骨折した肘頭周囲ですので、上腕三頭筋第4TPの活性化が考えられます。

また、ギプス固定により骨が癒合すれば物理的には治ったと言えるかもしれませんが、機能的には腕尺関節の伸展が制限されている状態です。

治療は、上腕三頭筋全体を指圧療法により良く緩め、特に第4TPの鎮静化をさせます。

第4と第5TPの持続圧では、指先まで温かくなるような響きがありました。

関節機能異常のある腕尺関節には、本来の屈伸運動を取り戻させるために、AKA療法を行います。

手技は、腕尺関節の離開法、伸展凹滑り法を繰り返し行いました。

施術後に、肘関節を伸展してもらいましたが、まだ治療効果を実感出来ないようでした。

肘の症状という事で、肩関節や手関節との連動が悪くなっている事もありますが、年齢的に考えても患部関節中心の治療で良いと思います。

また、オーバーユースによる症状とは違い、骨折の後遺症ですので、

腕尺関節のAKAだけではなく、腕橈関節の手技や、AKAと自動運動や抵抗運動の組み合わせの手技もプラスすると良いと思います。


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背腰部兪穴の治療法

本日は、経絡按摩・関節運動法講習会の練習会に参加してきました。

按摩では、背腰部の膀胱経1行線、2行線に診断按摩として、拇指圧と拇指揉捏を行い、一番硬結圧痛反応が強いツボを診断します。

その事により、12の臓腑の中でどの臓腑が弱っているのかがわかりますので、そのツボに対して圧痛が軽減するまで、また響きが終わるまで拇指持続圧を行います。

伏臥位での背腰部の指圧は、とても気持ちが良いですが、全体を満遍なく押していては、経絡治療としては不十分です。

背部兪穴を中心に、臓腑の弱りを診断する気持ちでツボを捉える事が重要です。

肝兪や胆兪など、脊柱が後彎してる部位は捉えやすいですが、腎兪は腰椎の生理的前彎と起立筋の厚みにより、深く圧を入れないと捉えるのが難しいツボです。

腎兪は、表面の筋の強さに惑わされず、腰椎にへばりつくような硬結を触知するスキルが必要になります。

慢性疾患の場合、特に肝兪、脾兪、腎兪の反応を診ることが重要です。

飲食の不摂生やストレスにより、中焦で邪気が詰まっていたり、また熱化している事が原因の場合や、

高齢者の治療では、必ず根っこには腎の弱りが関係してきます。

膀胱経1行線、2行線の背部兪穴診は、背腰部を気持ちよく指圧しながら、症状の根っこにアプローチ出来る治療法です。

その上で、上下肢のツボと組み合わせて治療すると、全身の各部位から臓腑を狙った治療が出来ます。


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下腿 脾経の指圧療法

下腿脾経の指圧療法は体質改善にとても重要です。

陰陵泉、地機、三陰交など重要なツボが並びます。

脾の昇清と胃の降濁という働きが正常に行われていると、気の流れがスムーズに上下する事が出来るのです。

飲み過ぎ、食べ過ぎなどにより胃に負担をかけていると、病証も深くなり脾も弱ってきます。

胃経と脾経は表裏関係にありますから、慢性的な胃の不調の原因は脾の弱りから起こるため、脾経の治療は重要なのです。

症状が重ダルいという湿邪が原因であれば、陰陵泉や地機。

痛みという瘀血の症状があれば三陰交を重点に治療をします。

特に、お酒や甘い物がお好きな方は、地機に硬結が形成され、強い圧痛反応があるので、体質改善や症状の本治には必須の治療穴になってきます。

下腿脾経の指圧療法は、ふくらはぎの深層筋へもアプローチできるため、全身の血流改善にもつながります。


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大腿二頭筋の指圧法

大腿二頭筋のトリガーポイント(TP)は、筋の中央部と膝関節近くに形成されます。

関連痛は、膝裏や腓骨頭付近に現れます。

正座をすると膝裏が痛くなるとか、膝裏の痛みのために完全屈曲が出来ないという症状。
また、膝痛ではなく、小殿筋第2TPからの関連痛である下肢の外側痛でもないのに、腓骨頭付近に痛みがある場合は、大腿二頭筋TPの活性化が原因の事が多いです。

大腿二頭筋の指圧法は、伏臥位で施術する下肢の側に位置し、肘圧で狙います。
(左下肢の場合は、術者の左肘で施術)

はじめは、肘というより尺骨で捉える感じで圧をかけていきます。

坐骨結節から膝関節まで、4ポイントもしくは5ポイントほど肘圧出来ると思いますが、中央部付近で硬結圧痛反応が現れる事が多いです。
TPが形成されやすい部位ですね。

尺骨で硬結を垂直に捉える事が出来たら、徐々に肘頭での圧に変えていきます。
大腿二頭筋の付着部位をしっかりイメージして、大腿骨を受けにして圧を効かせます。

大腿部の近位部と遠位部の高低差も考慮して、斜めの面に対して垂直を捉えます。
また、近位部は殿部からの筋肉や皮下脂肪のような物が覆い被さってくるタイプの方もいますので、それらに邪魔されないように肘を当てる事も大切です。

停止部位付近のTPは筋肉が細くなっている部位ですので、拇指圧の方がピンポイントで捉えやすいです。

大腿二頭筋の中でも、
①筋腹中央、②やや外側から、③やや内側からと、刺激を変えて狙ってみると圧痛反応も様々で、患者さんが訴える痛みを再現することが出来て治療効果を高める事が出来ます。


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肩コリには天井が効く

三焦経の経穴に天井というツボがあります。
このツボは、肩コリの治療穴として良く使います。

肩コリと言いましても、長時間のデスクワークや、重い物を持つなどの筋疲労、内臓や自律神経の不調など、様々な原因がありますが、

肩上部にコリ感があれば、天井の指圧は効果が大きいです。
上腕三頭筋部には、慢性的に筋疲労や気の滞りが起きているのでしょうね。

天井の指圧法ですが、肘頭の上1寸あたりで豆のような硬結に触れる事が出来れば、硬結に逃げられないように垂直に上腕骨に押し当てるように指圧します。

圧痛を検出することが重要ですので、硬結の中央部に圧痛が無ければ、硬結の辺縁も触察し、圧痛反応のある所に持続圧を行うと良いです。

実際の治療では、
側臥位で肩上部のコリの硬さや圧痛を確かめてから、
天井の圧痛を捉え持続圧を行います。

その後に、再度肩上部のコリに触れると、硬さと圧痛が軽減されている事を患者さんも実感します。

天井の指圧によってコリが緩んだ状態で、肩上部の僧帽筋第1TPや肩井などを治療すると、さらに治療効果が高まるでしょう。

天井付近に、上腕三頭筋第4トリガーポイント(TP)が形成されます。

このTPが活性化されると、肘頭周囲の感覚が過敏になり、椅子の肘掛けや机に肘をつくと痛みや不快感が現れます。

私は机に両肘をつき、少し時間が経過すると先に左肘に違和感を感じます。

上腕三頭筋第4TPが活性化する前にケアが必要ですね。


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鼠径部から股関節にかけての痛み

50代の男性が、右側の鼠径部痛を訴えて来院されました。

半年間くらい左膝を痛めていたそうで、それをかばっていたのが原因であろうと思われます。

疼痛部位を詳しく聞くと、歩行時やあぐらをかいている時に、鼠径部から股関節の外側までの範囲で痛みがあるようです。

腰殿部を良く緩めたあとに、鼠径部や股関節の痛みに関与するトリガーポイント(TP)のうち、内転筋群と大腿筋膜張筋、腰方形筋のTPに圧痛反応と患部への響きを確認しながら、持続圧を行いました。

経絡治療では、鼠径部痛には脾経、股関節痛には肝経の弱りがある事が多いのですが、背部の膀胱経1行線と2行線に診断按摩を行うと、右側の意舎と胃倉に硬結圧痛があり、

それらのツボにも圧痛が軽減するまで拇指持続圧を行いました。

下肢の症状に対して、肝胆経と脾胃経の弱りを調べて、その経絡を治療するのはとても重要です。

慢性化している症状には、膀胱経2行線に硬結がある事が多いです。

起立筋外側には肋骨があり、揉捏で筋を捉えづらい部位なので、正確に診断出来る按摩の技術が必要になります。


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側頭部痛の治療法

側頭部の頭痛は、頭半棘筋第1と後頭下筋群のトリガーポイント(TP)からの関連痛で起こるケースが多いです。

頭痛には、筋緊張性や片頭痛、群発性などさまざまな頭痛がありますが、今回は筋緊張性頭痛に対する治療についてです。

(片頭痛や群発性頭痛は、しっかり問診をして、その時の症状により慎重に治療法を決めなくてはいけません。)

頭痛持ちの方は、慢性的に首と肩の強いコリがありますので、
伏臥位、側臥位、仰臥位と色々な体位から頚部、肩上部、肩甲間部の筋肉にアプローチすると刺激がそれぞれ変わりますので効果的です。

頭半棘筋第1TPは、後頭骨下縁に硬結がへばりつくように形成されている事が多く、揉捏して硬結の形を確認して、硬結に逃げられないように垂直を捉えます。

後頭下筋群TPは付着部をイメージして、C1、C2高位から頭側に向かい響きが起こるポイントを狙っていきます。

的確に捉えることが出来ると、いつも頭痛を感じでいる部位に響き、患者さんも原因となっている筋肉を自覚することが出来て、納得の治療となります。

治療当日に強い側頭部痛がある時は、圧の強さを加減して、あまり強く響かせない方が良いと思います。
(体質が実証タイプなら問題ありませんが。)

その場合は、後頭骨下縁(頭半棘筋第1TPや後頭下筋群TP)に関連痛を送る僧帽筋第2TPや第3TP、頭半棘筋第2TPを良く緩めてあげると良いと思います。

また、前腕のツボで、大腸経の曲池や手三里、三焦経の四瀆などは、首や肩のコリに良く効きますので、前腕で圧痛反応のあるツボを入念に施術するのもとても効果的です。


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