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指圧治療家がお伝えする 経絡治療・トリガーポイント療法

経絡按摩・経絡指圧・トリガーポイント療法・中医学・AKA療法・講習会、セミナーについて、指圧塾 塾長のブログ

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伏臥位 肩上部の指圧法

伏臥位での肩上部の指圧は、肩コリのある患者さんはとても気持ち良く感じられる部位ですね。

首と肩の付け根から肩峰部までの部位になります。
肩峰に近い部位には巨骨という大腸経のツボがありますが、そのツボを治療穴としない場合は、肩上部の内側3分の2くらいの範囲が基本的な施術部位になります。

首肩の付け根部分では、硬結を捉えた時に、そのポイントが付け根を境界として、頚部なのか肩上部なのかを感じなくてはいけません。
それによって圧の角度や強さが変わってきます。

肩上部だと思って、頚部の筋肉を押してしまうと圧が強過ぎてしまいますし、反対に頚部という意識で肩上部の筋肉を押していると弱い圧になり深部まで圧が浸透しません。

付け根部には、僧帽筋第1や肩甲挙筋トリガーポイントがあり重要な部位ですので、響きがあるか、圧の強弱なども患者さんに聞きコミニュケーションを取りながら施術すると良いと思います。

肩上部の筋肉は前側と後側では筋の厚みや性質が違います。

前側は少し敏感ですので軽めの圧(体重はしっかりかけます)になり、後側は筋に厚みがありますので、深部に浸透するようにしっかり圧を入れていきます。

また、なで肩気味になっていますのでその角度に合わせて垂直に狙うとポイントを捉えやすいので、施術者のポジショニングも大切になります。

痛くて気持ちの良い部位であり、僧帽筋第1TPや肩井というツボがあり、それらは人によって変動します。

「先生、そこそこー!」というポイントを捉える事が出来ると、頭顔面部や肩甲間部にも響きが起こり、身体全体の緊張を取る効果が期待出来ます。


杉本指圧塾
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スタッフ研修会

一昨日は院内スタッフ研修会を行いました。
今回は側臥位で、後頭下筋群、頭板状筋、頚部の多裂筋・回旋筋、斜角筋のトリガーポイント(TP)の指圧法の練習をしました。

後頭下筋群と頭板状筋は、伏臥位の施術時とは違う角度で狙う事が出来るので効き方も変わってきます。

同じTPでも色々なアプローチ法があると、治療のバリエーションが増えますね。

側臥位の場合、患者さんの頭部が動かないように支えます。
この時の支え手も優しく頭部に触れ、その触れ方も「手当て」のような治療的意義のあるタッチでなければいけません。

圧の方向は、頭部の外側方向へ流れてしまわないように、頭顔面部の中心に向けて指圧するのが基本です。
(硬結の形成部位や症状によっては応用もあります!)

斜角筋の指圧では、方向や強さに特に気を使います。
「頚部の中心に向かい蓋をするように」圧を入れると響きが起こります。
頑固な肩コリや上肢の症状には必須部位になりますので、しっかり練習しました。

斜角筋や胸鎖乳突筋などの前頚部は、副交感神経を優位にさせるための重要部位になり、様々な疾患の治療効果を高める期待があります。

逆に間違った刺激を送ってしまうと交感緊張を増幅させてしまいます。

全身、各部位の形状や性質をつかみ、症状に合わせた指圧法が大切です。


・効かす 響かす指圧法が身につく
・少人数制による徹底指導
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腹鳴

膝痛が主訴で70代後半の女性が来院されました。

内反変形は無いのですが、歩行時に両側の膝蓋骨深部や周囲が痛むと言います。

痩せ型なので体重の負担は無いのですが、15年程前に胃の全摘手術をされており脾・胃経の弱りは考えられます。

仰臥位で足底から施術を始め、下腿の脾経では両側とも陰陵泉、地機に強い圧痛がありました。

大腿部前面では膝痛に関与するトリガーポイント(TP)である、大腿直筋第1TPと内側広筋第2TPを指圧すると、膝に響きを伴う圧痛がありました。

特に内側広筋第1TPの安定持続圧をしていると、お腹がゴロゴロと音を立てて動き出し、ご本人も驚かれていました。

かなり長い時間腹鳴が続きまして、おさまるまで安定持続圧を間合いを取りながら続けました。その後伏臥位になって頂き背腰部を施術していましたら、患者さんがお手洗いに行きたいと治療を中断しました。

戻って来られると、歩いても両側とも膝の痛みが無くとても足が軽いと喜ばれていました。

安定持続圧によって、活性化していた内側広筋第1TPが沈静化されたためだと考えられます。

治療時の腹鳴は気のめぐりが良くなり、副交感神経優位となって治療効果が期待出来る反応です。
腹鳴がおさまってからも、持続圧を続けると患部が温かく感じられるようになりさらに効果が高まります。

東洋医学では「不通則痛、通則不痛」(通ぜざればすなわち痛み、通ずれば則ち痛まず)という言葉がありますが、今回は顕著に反応された症例でした。

この患者さんの次回来院時も、同様の治療をして反応を診たいと思います。

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肩甲骨内縁部②

肩甲骨内縁部に形成されるトリガーポイント(TP)は、僧帽筋第3TP、菱形筋TP、上後鋸筋TPがありそれぞれ痛みを送る部位(関連痛)が違います。

肩甲骨内縁部は、首肩コリや上肢の症状など、また全身のメンテナンスの時でも必ず施術する部位だと思いますが、TPの関連痛パターンを把握しておくことは臨床上とても大切です。

僧帽筋第3TPが活性化すると、後頭骨下縁や大椎から肩甲骨上角の間、肩鎖関節付近、肩甲骨内縁に痛みを送ります。

関連痛の部位に他の筋肉のTPが形成されている場合、それらを活性化させてしまい、2次災害的に症状が広がっていく事があります。

例えば、後頭下筋群TPや頭板状筋TP、僧帽筋第2TPなどを活性化させると頭痛などの症状を出してしまいますし、上後鋸筋TPを活性化させるとまた違う症状を出します。(上後鋸筋TPの関連痛の説明は後述。)
このように僧帽筋第3TPは様々な症状の根源となっている可能性があり施術部位として重要視されます。

菱形筋TPは活性化すると、TPが形成される部位周囲に痛みを出しますので、肩甲骨内縁に症状が現れます。
菱形筋に圧が届くように、安定持続圧で指圧すると良いですね。

上後鋸筋TPは肋骨に付着する筋肉ですが、肩甲骨内縁部から狙っていきます。
この筋のTP活性化により、肩関節後部や肩甲骨の深部、また肘内側の痛み(ゴルフ肘)の症状を出します。
呼吸に関係する筋肉ですので、呼吸器系の疾患をお持ちの方はTPが形成されている可能性が高いでしょう。

このようにトリガーポイント理論で考えていくと、肩甲骨内縁部に形成されるTPは様々な症状に関与している事がわかります。

痛くて気持ちの良い圧で施術をすれば癒され、また症状を改善する事が出来れば、患者さんの治療への満足度は最高のものになりますね。

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指圧塾 伏臥位・背部の指圧法

本日は、指圧塾初級コースの伏臥位・背部の指圧法を行いました。

※脊柱起立筋の指圧法はこちらを参考にして下さい。
http://shiatsujuku.blog.fc2.com/blog-entry-14.html?sp

背部は幅広い部位ですので、施術しやすく思われますが、母指や肘の圧が脊柱の彎曲、椎体や筋肉の硬さに負けて、圧の方向が外方や脊柱の傾斜に流されてしまう事が多いです。

そうなると垂直を捉えられず、臓腑に響くような圧にはなりません。

第7から第9胸椎あたりの施術は、ポジションが取りずらく、患者さんに体重をかけにくいので重心移動がスムーズに出来るように訓練が必要です。

この部位は胸椎が最も後彎してきますので受けが浅く、強く押してしまうと重苦しく、不快な痛みを感じさせてしまいます。

同じ起立筋でも、第10から第12胸椎部とは性質が異なり、体重のかけ方や圧の方向が違ってきます。

背中の筋肉は厚みがありますが、強く押せば良いというわけではなく、骨格や筋肉の特徴をしっかりイメージして垂直を捉える事が出来れば、力押しをしなくても、深部に浸透するような圧を入れていく事が出来るのです。

また、呼吸による胸郭の動きも感じられる部位であるため、指圧の肝(キモ)である「呼進吸退」についてもお話しさせて頂きました!

下部胸椎部の脊柱起立筋を指圧する事により、交感神経の腹腔神経叢を緩める事ができ、内臓の働きがよくなり自律神経の調整にも効果が期待出来ます。

経絡治療でも、肝・胆・脾・胃経の兪穴が並び、中焦の臓腑の働きを良くするための重要部位でもありますね。

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肩甲骨内縁部①

肩甲骨内縁は指圧されると痛いけどとても気持ちの良い部位です。

経絡按摩の講習会では、背腰部を流れる膀胱経2行線の上部胸椎部は、肩甲骨内縁で取穴します。

もちろんツボは変動しますので、硬結・圧痛の反応を診て、胸椎棘突起間から3寸の部位や脊柱起立筋外縁部で取穴する事もあります。

肩甲骨内縁には魄戸、膏肓、神堂という臓腑の弱りを現すツボがあり重要視されます。

表裏経の理論も加えて考えると、
魄戸は肺兪の並びにありますので、肺、大腸経の弱り、

膏肓は厥陰兪の並びにありますので、
心包、三焦経の弱り、

神堂は心兪の並びにありますので、
心、小腸経の弱りが現れると考えられます。
(同名経の理論も加えるとさらに視野が広がります。)

この事はとても大切で肩甲骨内縁部を指圧していくなかで、

カゼや咳、鼻症状の場合は魄戸を、
動悸や精神症状、心臓疾患などの場合は、膏肓と神堂の反応を診ます。

また、肩コリや五十肩、上肢の痛みなどでも、症状の出ている部位の経絡を判断すれば、3つのツボの中から治療穴が選択出来ます。

例えば、五十肩で三角筋部の肩髎・臑会あたりに痛みがある場合は、三焦経の流れる部位ですので膏肓が治療穴になり、

テニス肘では、大腸経ですので魄戸、
手首内側に痛みがあれば心・小腸経ですので神堂が治療穴となります。

このように、上肢の症状は体幹より外側の部位になるので、背部のツボも外側である2行線に反応が現れる事が多いのです。

また、手指背側の症状では、母指と示指は魄戸、中指と薬指は膏肓、小指は神堂が治療穴として候補に挙げられます。

肩甲骨内縁部のツボの特性を知っていると、全身のあらゆる症状との関連を診ながら指圧治療が出来るのです。

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