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指圧治療家がお伝えする 経絡治療・トリガーポイント療法

経絡按摩・経絡指圧・トリガーポイント療法・中医学・AKA療法・講習会、セミナーについて、指圧塾 塾長のブログ

痛みではなく「重ダルい」

腰痛や肩コリを訴えて来院される患者さんの中でも、症状は「痛い」ではなく「重い」または「ダルい」と表現する方がいます。

例えば、「腰が重い」という主訴の場合、症状は腰部に現れているので、中殿筋、大腰筋などのトリガーポイントを指圧して治療します。

苦痛を訴えている患者さんの、本治より標治を優先するのが原則ですから、症状が緩解すればそれで良いのですが、「重い」という症状のある方は、「湿邪」という邪気が溜まっています。
この湿邪を取り去る治療が本治へつながるのです。

五行では、湿という邪気は土に分類され五臓では脾ですね。

下腿の脾経の治療がポイントになります。
特に去湿効果の高いツボは陰陵泉、地機が代表格です。

また、五行穴の理論では兪穴が「体重節痛を主どる」とあり、身体が重い、ダルいなどの症状に有効です。

例えば腰痛の場合、膀胱経の束骨や胆経の足臨泣などが兪穴となります。

また、重ダルい症状の場合は陰経の経絡異常の事が多いですから、
膀胱経異常の腰痛であれば、表裏経の腎経。
胆経異常の腰痛であれば、表裏経の肝経が治療対象となる事もあります。

※表裏経についてはコチラ
http://shiatsujuku.blog.fc2.com/blog-entry-11.html?sp

溜まった湿邪を取り去る事が目的ですから、指圧法としては瀉法になります。

矛盾している表現になるかもしれませんが、「安定持続圧で瀉法」を施すのです。

「陰中に陽あり、陽中に陰あり」と考えると、治療法も色んなバリエーションがありますね。

・効かす 響かす指圧法が身につく
・少人数制による徹底指導
・どの回からでも参加OK

杉本指圧塾
http://www.sugimoto-chiryouin.com/chiryoujuku.html

初級コース詳細
http://www.sugimoto-chiryouin.com/wp-content/uploads/2016/08/dcb8bb069556b0e018718f922ac8d52d.pdf

中級コース詳細
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脾・胃経 瀉法の指圧

10月27日(木)の指圧塾中級コースでは、仰臥位での下腿の重要穴の指圧法を学びます。

脾経・胃経の指圧法について、下腿の筋肉に対する垂直の捉え方は、
「下腿前側部の指圧法」
http://shiatsujuku.blog.fc2.com/blog-entry-5.html?sp
を参考にして下さい。

ストレスや飲食不摂生により溜まった湿邪を取り除き、気の昇降を正常化させる目的の指圧法について考えたいと思います。

この場合、脾胃の実証と考えますので瀉法の指圧法となります。

胃経では、経絡の流れと逆行するように圧を入れるため、胃経の面に対して垂直ではなく、やや上方に向け斜めに(皮膚や筋膜、筋肉がヨレたり、つっぱったりしないように一直線に)圧を入れます。そして足関節から膝関節に向かい求心性に指圧をしていきます。

治療反応が起きやすい経穴は上巨虚や足三里でしょう。上巨虚は大腸経との関連も強く(下合穴)、足三里は湿邪を取る作用と、五行穴でいうと合穴に配当され逆気の症状に良く効きます。
胃経の逆気といえば、吐き気やゲップ、逆流性食道炎のような症状がありますね。

脾経も瀉法の指圧になりますので、経絡の流れと逆行するように、脾経の面に対してやや下方に向け斜めに圧を入れます。そして膝関節から足関節に向かい遠心性に指圧をしていきます。

脾経の重要穴は、去湿効果の最も高いとされる陰陵泉。または硬結圧痛反応が良くある地機です。

また、足部にある経穴では、脾経の絡穴である公孫は脾胃の両経に効き、

胃経の内庭は五行穴では榮穴に配当され過度な食欲を抑え、
陥谷は五行穴の兪穴に配当され、湿邪を取り去る効果が期待出来ます。

脾胃の経絡反応が起こると、腹鳴がしたり、手足がポカポカ温まってきたり、頭がスッキリしたりという反応が起こる事があります。

中焦の気の流れを良くする事によって、様々な症状への治療効果が高まる期待が出来るでしょう。

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太衝の指圧法

もしも何かの症状のある誰かに「時間がないから一箇所だけ圧してくれ」と言われれば、私は迷わず太衝を指圧します。(トリガー理論を治療に取り入れてからは選択が広がりましたが)

太衝はどんな症状にも対応する万能穴というより必須の治療穴という印象です。



中医学では、肩コリや腰痛、頭痛、内臓の不調などの全ての症状は気の流れが悪くなる事から始まると考えますので、治療もまず「行気」といって気のめぐりを良くする事から始めるのです。

私はほぼ全ての患者さんに太衝を指圧しますが、硬結になっている方や、スジ状になっている方、凹んでいる方など人それぞれですね。

ツボは変動しますので圧痛反応を確かめながら治療点を定めます。

足の厥陰肝経の経穴である「太衝」は全身の気の流れを良くするナンバー1のツボでしょう。
イメージとしては、全身の経絡を流れる気がノロノロめぐっていたり、詰まって流れにくくなっている時に、太衝を指圧(瀉法)すると、一斉に流れがスピードアップして悪いもの(邪気)を押し流していくような感じです。

その他の症状では、
・冷え症や鬱症状など→「肝気欝結」
・冷えのぼせ →「肝気上逆」
・不眠症 →「心肝火旺」
・難聴や耳鳴り →「肝胆火旺」
・眼病は「肝胆湿熱証」
という証になりますが、どの証も肝経の治療がポイントになり、肝経の中でも太衝が重要なツボになります。

上記のような気欝や気滞から始まる病証は気の流れが詰まっている実証になりますので治療では瀉法の指圧になります。

指圧法は、全ての面に対して垂直に圧を入れるAの角度が基本になりますが、瀉法に作用するのは、経絡の流れに逆行する方向のBの角度になります。Cの角度は補法になります。



Bの角度のように経絡に対して斜めに圧を入れるには、皮膚と筋膜、筋肉などのそれぞれの組織がヨレたり、つっぱったりしないように(イメージですが)一直線にツボに圧が到達するように指圧します。

角度だけでなく、圧の入れ方や深さ、持続時間などでも補瀉を調整出来ますので、患者さんの体質やその日の体調に合わせた施術をする事が大切だと思います。

・効かす 響かす指圧法が身につく
・少人数制による徹底指導
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