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指圧治療家がお伝えする 経絡治療・トリガーポイント療法

経絡按摩・経絡指圧・トリガーポイント療法・中医学・AKA療法・講習会、セミナーについて、指圧塾 塾長のブログ

肝胆脾胃

背腰部には膀胱経が走行しています。
諸説ありますが、ここでは脊柱起立筋内縁に1行線、外縁に2行線が走行しているとして話しを進めていきます。

背腰部には兪穴という臓腑の気が集まるツボが並んでいて、診断や治療に重要な経穴になってきます。

臓腑を三つに分類すると、横隔膜から上が上焦、横隔膜と臍の間が中焦、臍から下が下焦となりますが、

今回は中焦に属する臓腑に関連する経穴である、
膀胱経1行線の肝兪・胆兪・脾兪・胃兪、2行線の魂門、陽綱、意舎、胃倉を取り上げてみます。

現代医学で言えば消化器系になりますね。
この8つのツボは、ストレスや飲食の不摂生により、邪気が溜まったり、各臓腑の生理機能を弱らせます。
お酒の飲み過ぎ、甘い物の食べ過ぎは特に中焦の臓腑を弱めます。

肝と目は同じ五行に属しますから、パソコン仕事やスマホのやり過ぎも肝を弱める原因となりますね。

症状が慢性化してきますと、2行線に反応が出る事が多いように思います。

このように、現代社会ではまず中焦の臓腑の異常から問題が起こる事が多いですね。

中焦で気が滞り、その影響が上に行けば上焦の、下に行けば下焦の臓腑の異常となって現れます。

したがって、胸椎9番から12番あたりを指圧する事により、中焦の気の流れが良くなり、また8つ(左右で16個)の経穴の中で、一番圧痛の強いツボを指圧する事は特に重要です。
それは症状や体質の改善に一番効果のあるツボとなる可能性も大いにあるでしょう。

ツボからの作用と、太陽神経叢の緊張が緩み消化器系の働きが良くなる効果も期待出来ますね。

五行のバランスの崩れでは、臨床上「木剋土」が最も多く、
木 ⇨ 肝、胆
土 ⇨ 脾、胃

となりますので、まさに肝胆脾胃の治療は自然治癒力を発動させる基本となる考えになります。

肩コリや五十肩、坐骨神経痛などの症状でも、これらの経穴の反応を診て治療すると、根本治療につながります。

・効かす 響かす指圧法が身につく
・少人数制による徹底指導
・どの回からでも参加OK

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脾・胃の生理作用

脾経と胃経は現代医学で考えても消化器系の働きをしていると考えられ、飽食の現代社会では異常の出やすい経絡ですね。「思い悩めば脾が病む」と言われているように、ストレスなどでも影響を受けます。
ストレスではまず肝が変調し、肝の疏泄作用が失調しますと、脾胃の働きをコントロール出来なくなります。

五行相生相剋図で見ると「木剋土」にあたります。色々な症状がこの「木剋土」の異常から始まる事が多いのではないでしょうか。



ストレスや過労、パソコンやスマホのやり過ぎにより肝が病み、お酒の飲み過ぎ、甘い物の食べ過ぎで脾胃が病むというパターンです。
消化不良となった物は湿邪となって脾胃に溜まります。
それに運動不足も加わりさらに下腿の気血のめぐりが滞りますね。

脾胃の弱りは、約2000年前から戦後の食糧難の時代までは、気血を作るのに十分な栄養が摂れずに虚証となって現れていたと思われますが、ストレス、飽食の現代では逆に気血の流れが滞り詰まって実証として現れる事が多いと思われます。

脾は昇清という機能があり、清らかな気を昇らせ、胃は降濁作用により気を下に降ろす働きがあります。
この脾胃の生理作用が気の昇降を井戸の釣瓶(つるべ)のようにコントロールしています。

肝経の太衝を指圧して気の流れを良くするスイッチをオンにして、脾経・胃経を治療して中焦に溜まった湿邪を取り除き、消化器系の働きを正常化させ、全身の気のめぐりを良くしましょう。

次回は脾経・胃経の指圧法についてお話ししたいと思います。

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湧泉の指圧

湧泉は泉が湧き出ると書くように、圧せば(押すという字は力で押すイメージがあるので、あえて圧すと書きます)疲れが取れてどんどん元気になる経穴として有名ですね。

ここではもう少し中医学的に考えてみましょう。

湧泉は腎経の経穴であり、腎の働きといえば、気・血・津液・精の中でも特に精と関わりが深く、腎に封蔵されている精を「腎精」と言います。
高齢になってきますと、少しずつ腎精が少なくなってくるのですが、症状の現れ方としては、

①心身が弱ってきて元気がなくなっているタイプと、②腎精の流れが詰まっているというか、精が上手く働けていないようなタイプがあると思います。

①のタイプは腎虚と言われ、腎虚でも腎陰虚と腎陽虚に分かれますが、我々が臨床上診る事が多いのは腎陰虚の方でしょう。

②のタイプですが、最近のお年寄りは元気ですよね。1日3食しっかり食べ、10時と15時にはおやつも食べ栄養満点(?)。それでいて交通機関が発達しているため運動不足になりやすく、そして現代社会に対して、または人間関係などでストレスも溜まっている。
私が子供の頃目にしていたお年寄りとはずいぶん印象が変わってきています。

ですので、①の腎陰虚という虚証がベースにありながらも、②の実証のような症状の出方もあると考えられます。

話しは少し変わりますが、湧泉はリフレクソロジーでの副腎の反射区と重なる部分もあります。

副腎は髄質と皮質がありますが、ともにストレスに対抗する働きがあります。
ストレスといっても①落ち込んでヤル気が出なくなっているタイプと、②イライラや怒りでカッカしてるタイプとに分かれます。

そこで湧泉の指圧法ですが、湧泉は五行穴では井穴に配当され、井穴にはその経絡を通す作用が強くありますので瀉法に用いるのに適していますが、
経絡でいう「腎経」、また内臓としての「副腎」がどのような状態かをきちんとイメージして指圧を施すといいですね。

高齢者だけでなく、中高年以上になってくると「冷えのぼせ」という症状も多く見られます。
湧泉は熱を降ろす作用もありますから、ストレス対策も含めて湧泉の指圧法をマスターしましょう。

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