陰陽根っこの指圧道

杉本指圧塾 塾長のブログ

伏臥位 肩上部・頚部の指圧法

昨日は、指圧塾の基本手技コースを開催しました。

http://shiatsu-juku.com

伏臥位での肩上部・頚部の指圧法を行い、頭顔面部に響く垂直な圧になるように、理論を交えなら実技中心に学んでいきました。

肩上部の筋肉の垂直を捉えるポイントは大きくは2つあります。

①なで肩気味になっている角度に対して垂直。

②上部胸椎の後彎(猫背)度合いに対して垂直。

この2つのポイントをしっかり意識して、また手指で感じとって拇指圧を行う事が重要となります。

そのためには、拇指揉捏を上手く行い、肩上部の筋肉の質感や形状を感じとる事も大切です。

頚部の指圧法では、頚椎の前彎度合いや、筋肉の走行、付着部位を意識して拇指圧を行います。

響かせる圧にするためには、後頭骨や頚椎の椎弓を受けにして、一直線に圧を入れていくことです。

下頚部は筋肉が盛り上がり、肩上部へと繋がっていく部位ですので、施術のしやすいポジションから垂直を狙い、体重をかけていくと圧が深部まで浸透します。

拇指圧や拇指揉捏を行う時に、当然のことのように思われますが、拇指に体重が乗っていることが重要です。

意外と、四指や手掌の中央の方に体重が乗ってしまい、肝心の拇指からは圧が入ってこない施術になっている事があり、この事は施術者本人も気がつきません。

拇指で指立て伏せを行うような過酷な技法ではなく、

拇指や四指の当て方、手首の角度などにコツがあるのです。

重ね拇指圧や並べ拇指圧、片手拇指圧など、症状や体質に応じて様々な手技がありますが、

骨格や筋肉に対して、フィットするように手指を当て、メインとなる拇指にしっかり体重が乗ることによって、
治療反応が起きる安定持続圧となります。


指圧塾では、

・治療反応を起こす指圧法の基礎
・症状別の経絡治療や経穴学
・筋肉別のトリガーポイント療法
・仙腸関節を中心とする関節の治療技 術であるAKA療法

などを学ぶ事が出来ます。

現在、
基本手技コースと経絡治療コースを、日曜日と木曜日に開催しております。

申し込みやお問い合わせは、ホームページからよろしくお願い致します。

指圧塾
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テーマ:心と身体 - ジャンル:心と身体

頭半棘筋・頚板状筋・僧帽筋トリガーポイントの指圧法、意識の大切さとは

一昨日は、定例のスタッフ研修会を行い、
頭半棘筋第1と、頚板状筋第2、僧帽筋第2、第4のトリガーポイント(TP)の指圧法を行いました。

頭半棘筋第1TPは、後頭骨下縁や筋の停止部あたりに形成されやすく、TPが活性化すると、コメカミや側頭部に関連痛を出します。

筋の停止部あたりのTPは、硬結を後頭骨に真っ直ぐ圧し当てるように、持続圧を行うと、頭部に良く響きます。

頚板状筋第2TPと僧帽筋第2TP、第4TP、これら3つのTPは、肩甲骨上角と脊柱の間に形成されますが、

それぞれのTPを意識して狙う事が大切です。

頚板状筋第2TPは、「頚」という字が付くように、首の筋肉という意識で拇指を沈めていきます。

大きな筋肉に邪魔をされないように、細い部位に切り込んでいくイメージです。

僧帽筋第2TPは、肩上部でもなく、上背部でもない感触の部位に形成されます。
肩上部のやや後方のカーブする面に対して垂直に捉えます。

僧帽筋第4TPは、上背部という意識で拇指を当て圧をかけていくと、背中の筋肉という感触が伝わってきます。

各トリガーポイントの関連痛パターンを把握しておき、ピンポイントで狙える技術が必要となります。

伏臥位での肩甲骨内縁や上背部の指圧では、胸に圧迫感を与えないように圧をかけていくことが重要です。

拇指圧の時は、体重が四指や手掌ではなく、拇指に真っ直ぐ乗ってくるように意識を集中します。

各筋肉の走行や性質を考慮して、また胸郭の丸みに対して垂直に圧が入ると、治療効果のある響く圧となります。



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・症状別の経絡治療や経穴学
・筋肉別のトリガーポイント療法
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膝痛治療のポイントとは

膝痛を訴えて来院された患者さんがいます。

疼痛部位は、膝蓋骨下やや内側で、ツボでいうと内膝眼のところです。

大腿四頭筋を良く緩めるのですが、その中でも大腿直筋第1と内側広筋第1のトリガーポイント(TP)が重点部位となります。

拇指揉捏で、硬結やTPの圧痛を確かめて、一番反応の強いポイントに拇指持続圧を行います。

そして、膝窩の硬結も揉捏で良く緩めます。
ツボでいうと、膝窩には委中を中心に陰谷、委陽とありますが、これらのツボの治療は膝痛に良く効きます。

三関節原理で考えていくと、股関節と足関節との連動性も大切ですので、

殿部筋群と足底の筋肉を良く緩めて、膝関節への負担を軽くします。

経絡的には、脾経の異常と考えますので、
脾経が流れている脛骨内側縁の硬結を捉えて響かせます。

陰陵泉や地機、三陰交などの部位で、気の流れが滞っている事が考えられます。

また、背部では脾・胃経の異常があらわれる脾兪や胃兪、意舎、胃倉の4穴で一番硬結圧痛反応の強いツボの持続圧も重要となります。

身体全体を施術したあとに、仰臥位で膝窩の硬結や圧痛の反応を確かめてみると、施術前よりも軟らかくなり圧痛も軽減されていれば、膝の痛みも改善している事が多いです。

慢性化している膝関節痛は、一回の治療では、改善が認められない事もありますが、
原因となっているツボやTPを捉えて響く感じが得られれば、患者さんは治療効果を実感して治療を継続してくれます。そして、信頼関係を築いていくことによって治癒へと向かっていきます。



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頚部トリガーポイントを捉えるコツとは

昨日は、定例のスタッフ研修会で、伏臥位での頚部拇指圧を行いました。

主に後頭下筋群と頭板状筋、頚板状筋のトリガーポイントを捉える練習を行いました。

後頭下筋群トリガーポイント(TP)は、側頭部と目の奥に痛みを送ります。

筋肉の付着部位をしっかりイメージして、C1高位から、またC2高位から後頭骨の下を潜るように圧を入れていきます。

また、後頭骨にへばりつくような硬結がある場合は、拇指で後頭骨下縁の筋の停止部あたりの圧痛を捉えると良く効きます。(後頭骨そのものを指圧する感じになります)

頭板状筋TPは、頭頂部の頭痛には必須の治療ポイントになります。

TPは上頚部に形成される事が多く、後頭下筋群TPと区別がつかない場合もありますが、注意深く触察していくと、乳様突起からV字に走向する筋束を感じとる事が出来ます。

頚板状筋は、第1TPを捉える練習を行いました。
このTPは後頭下筋群TPと同様に、目の奥の痛みに関与します。

筋肉の走向をイメージし、頚椎の椎弓を受けにして、垂直を捉えることが大切ですが、

患者さんが伏臥位になる時に、顎を前に出すタイプと、顎を引くタイプの方がおり、頚椎の彎曲度合いが変わってきますので、そのことも考慮して垂直に圧をかけていきます。

特に顎を前に出し、頚椎の前彎が増強するタイプの方は、

頚部の筋肉や皮膚、皮下組織のようなものがたわんで覆い被さってきます。

それらを上手くどかして、筋肉の硬結に直接圧が届く技術が求められます。

施術者が適圧だと思っていても、覆い被さっている組織の上から指圧をしてしまうと、全く物足りない圧になっている事があり、その事に施術者は気がつきません。

伏臥位で頚部の指圧を行う時は、必ず圧の強さや、圧痛、響く感じなどを患者さんに確認して治療する事が大切です。



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委中・環跳の指圧法

腰痛全般に効くツボとして、委中と環跳の指圧法についてです。

委中は膝窩中央にあるツボです。
どのツボにも言えることですが、
「ツボは症状によって変動します」
膝窩中央や少し左右、下側と圧をかけていくと「そこです!」というポイントに当たりますので、そこを委中として治療します。

もちろん、膝窩外側の委陽や、内側の陰谷とは区別しなくてはいけません。

委中は圧痛の強いツボですので、膝窩に押し当て過ぎると、強い痛みのため生体は防御反応を起こして硬くなり、圧を響かせてはくれません。

ツボの中心をしっかり捉え、手の力ではなく体重を預けるようにかけていきます。

不快な痛みではなく、腰が軽くなるような圧痛で治療をすることがポイントになります。

環跳は、側臥位で肘圧で行うと捉えやすいです。

殿部は、人によって台形型やハート型など、筋肉や皮下脂肪の付き方によって骨格が違い、垂直の捉え方が変わってきます。

また、圧の受けになる骨盤や股関節の形状をしっかりイメージして、ベクトルを合わせていきます。

ピタリとツボにはまると、腰部が軽く感じたり、下肢に響き、治療反応が起こります。

委中は、膝痛にも治療効果を発揮します。

環跳は、下肢に響かす圧になれば坐骨神経痛にも効きます。
胆経のツボですが、表裏経の肝経の異常がよくあらわれるツボですので、ストレスや肩コリなどでも治療穴として、反応を診ると良いと思います。



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